「その耐震等級3は、許容応力度計算ですか?」
前回の記事で、住宅会社に必ず確認してほしい質問としてこれを紹介しました。耐震等級3を名乗る住宅会社や家はたくさんありますが、その中身(計算方法)には差があり、書類で確かめる方法がある──という話でした。
実はこの確認が、最初からいらない構法があります。
それが、サツメが自宅を建てるのに選んだSE構法です。SE構法は、全棟が「許容応力度計算の耐震等級3」を標準とする木造の建築構法。施主がいろいろ交渉したりする必要がなく、仕組みとして最初から組み込まれています。
この記事では、SE構法とは何なのか、なぜ「全棟」でそれが可能なのかを解説します。
また、「構造計算」という言葉は聞いたことがあっても、それが何なのか具体的にイメージできる人はほとんどいませんよね。構造計算とは、人間に例えると身体検査のようなものです。身長○㎝、体重○kg、視力、握力、血圧などのスペック詳細値の、家版と思ってください。
記事の後半では、サツメんちの実物の構造計算報告書でお見せしますよ。

自分の家の重さ、何トンか知っていますか? サツメは知っています。
この記事を読めば、「家」というものへの理解の解像度がぐんと上がりますよ!
前提|SE構法に関わる「関係者」を整理する
家づくりの登場人物は、ふつう2者だと思われています。家を建てたい自分と、建ててくれる住宅会社。そこに耐震等級や長期優良住宅の話が出てくると、認定を出す第三者機関が加わって3者。サツメも、家づくりを始めた頃はその程度の理解でした。
ところが「許容応力度計算による耐震等級3」という話になると、表に出てこない関係者がもう1者加わります。一棟ごとの構造計算を、実際に担当する会社です。
SE構法の場合、それが「株式会社エヌ・シー・エヌ(NCN)」。

施主が契約するのはあくまで住宅会社なので、施主から見ると存在に気づきにくい会社です。
サツメも、引渡し時にもらったUSBを開けるまではピンときていませんでした。
でも、ここが分かっていないとこの後の話がちんぷんかんぷんになりかねません。関係者を表と図に整理してみました。
| 立場 | 誰 | 何をする |
|---|---|---|
| 買い手 | 施主(サツメ) | 家を発注する |
| 売り手(元請) | 住宅会社(SE構法登録施工店) | 設計・施工を請け負う |
| 売り手(設計の受託) | NCN | 住宅会社から委託を受けて構造計算を行う |
| 第三者(評価機関) | 住宅性能評価機関 | 性能表示の評価をする |
| 第三者(行政) | 所管行政庁 | 長期優良住宅の認定をする |

SE構法は、柱と梁をがっちり組んだ骨組みで建物を支える木造の建築構法です。ビルやマンションの鉄骨造で使われてきた考え方を、木造住宅で実現したものと考えてください。
NCN(株式会社エヌ・シー・エヌ)は、このSE構法を開発した会社です。東証上場企業で、SE構法の構造計算と構造材の供給を専門に担っています。そして全国の住宅会社が「SE構法登録施工店」としてNCNのネットワークに加盟し、実際の設計・施工を行います。

サツメが契約した埼玉の工務店も、この登録施工店の一つです。
ここで大事なポイントをひとつ。上の表を見て分かるとおり、NCNは「第三者」ではありません。登録施工店から構造計算を委託される、いわば売り手の住宅会社側のチームの中にいる構造専門家です。評価機関や行政のように、外から検証する立場ではないのです。
「なんだ、身内の計算か」と思いましたか? でも、ちょっと待ってください。なぜSE構法の構造計算は信頼できるのか、それをNCN自身の書類の中身も含めて、事実ベースで確かめていくのがこの記事です。
結論|SE構法は全棟が「許容応力度計算の耐震等級3」
先に結論です。SE構法で建てる木造住宅は、全棟で許容応力度計算を実施することがNCNの公式サイトに明記されています。前回の記事で「同じ耐震等級3でも計算方法が2種類ある」「一番精密なのが許容応力度計算」と書きましたが、SE構法ではその一番精密な計算が、オプションではなく標準なのです。
その計算を一棟ごとに実現している仕組みが、NCNの「家づくり構造計算ナビ」です。2018年から提供されていて、2024年1月には特許も取得しています(特許第7412724号)。
家づくり構造計算ナビでは、建物に大きな影響を及ぼす5つの観点で1棟1棟その家オリジナルの構造計算を行い、構造の安全性を確認しています。
- 家の重さ…家の重さが構造計算の基本。家族の人数や家具なども含めた部屋の重さ、屋根の重さなども確認します。
- 地震に対する建物の強さ…柱が折れたり抜けたりしないことを確認します。
- 風に対する建物の強さ…その建物が建っている場所ごとの台風の影響も考慮して、傾きや変形を確認します。
- 中地震時の揺れ幅…震度5強程度の地震のときに、家の横揺れ幅がどれくらいかを確認します。
- 大地震時の安全性…震度6強程度の地震のときに、家が倒壊や崩壊しないことを確認します。
そして計算した結果が、報告書として返ってくる、という仕組みです。
仕組みの詳細やリクエストシートの実物は、NCNの「家づくり構造計算ナビ」公式ページで公開されています。解説動画や、報告書のサンプルPDFまで無料でダウンロードできるので、興味のある方はのぞいてみてください。

次はサツメんちの構造計算ナビ報告書の実物をお見せしますよ。
実物公開|サツメんちの構造計算結果
ここからがこの記事の目玉です!
前回の記事で「引渡し時に構造計算書をもらってください」と書きました。サツメんちの引渡しUSBに入っていた、NCN「家づくり構造計算ナビ報告書」、その中身をお見せします。
※以下の写真は、施主名・住所・住宅会社名・物件番号など個人と物件の特定につながる情報を加工しています。
1.家の重さ:サツメんちの重さは26.4トン
構造計算の出発点は、家の重さを正確に積み上げることです。
サツメんちの総重量は26.4トン。建物本体だけでなく、家具や生活用品などの積載荷重、屋根に雪が積もった場合の重さまで含めて算出されています。内訳を見ると、床の積載荷重(テレビ・ソファー・ベッドなど)4.0トン、床・屋根の固定荷重8.0トン、壁9.9トン、柱・梁などの構造材4.6トンなどなど、家を構成するものが全部足し算されていました。


数字を合計すると26.4トンではなくて26.5トンになりますが、これは端数の四捨五入処理の影響です。
「地震のときに家が受ける力」は、家の重さに比例します。重い家ほど大きな力で揺さぶられるからです。だから重さを正確に把握しないと、その後の計算がすべて狂います。
同じ「耐震等級3」でも、簡易な計算方法で認定された「耐震等級3」との根本的な違いが、もうこの時点で始まっています。
2.地震に対する建物の強さ:安全率197.4%
大地震で家が壊れるパターンのひとつが、柱が土台から引き抜かれることです。建物が横に揺さぶられると、柱には土台から抜けようとする力がかかります。
サツメんちの報告書では、最も条件の厳しい柱にかかる引抜き力が3.6トンと算出され、それに対して柱脚部の安全率は197.4%。かかる力の約2倍の余力を持って耐えられる、ということです。

3.風に対する建物の強さ:風速34.0mでも傾きは0.38度
構造計算ナビがチェックするのは地震だけではありません。台風などの風も検証します。
しかも使われる風速は全国一律ではなく、建設地ごとに定められた基準風速です。サツメんちは風速34.0m(最大瞬間風速61m相当)の条件で計算され、受ける風の力は5.1トン。そのときの建物の傾きは0.38度で、基準の範囲内に収まることが確認されていました。


傾き0.38度というのは、1mの棒の先が7mmずれる程度。台風のただ中でもその程度しか傾かない、と数字でわかっていると、台風が来ても怖くないですね。
4.中地震時の揺れ幅:2階天井の揺れ幅0.93㎝
震度5強程度の「中地震」に対しては、建物の横揺れの変形量が基準内に収まるかをチェックします。大地震で倒壊しないことと、中地震で外壁や内装が傷まないことは、別の検証項目なんです。
サツメんちの場合、震度5強の地震で家にかかる横からの力は5.3トン。そのときの揺れ幅は1階天井で1.08cm(基準値1.44cm以下)、2階天井で0.93cm(基準値1.25cm以下)、いずれも判定OK。角度にすると0.29度しか傾かない計算です。


ちなみにこの基準値は外壁材の種類によって変わります。サツメんちは窯業サイディングなので、それに応じた基準で判定されていました。
1棟1棟その家オリジナルの構造計算をやっているSE構法と構造計算ナビのすごさがわかりますね。
5.大地震時の安全性:全ての部材で検証済み
そして最後が、震度6強程度の大地震で家が倒壊や崩壊しないことの確認です。柱・梁・接合部といった部材それぞれについて、かかる力と耐えられる力を突き合わせてチェックされています。


この図はちょっとわかりにくいかもしれませんが、柱や梁、接合部、壁などの一つ一つについてチェックされていることを示しています。
SE構法の構造計算は、その家だけのオーダーメイド検証
5つのチェックを通して見えてくるのは、SE構法の構造計算は「その家の家族の暮らし方と、その家の立地の条件で、その家は安全か」を数値で検証しているということです。
家具の重さ、雪、その土地の風速、外壁の種類。全部「その家固有の条件」です。「耐震等級3」という3文字の裏に、これだけの計算が隠れているんですね。

前回の記事で「計算書をもらって」と言った理由が、伝わったのではないでしょうか。
家の「バランス」まで数字に:サツメんちは硬めの仕上がり
報告書の最後に付いている「構造安全性能評価表」には、強さだけでなく建物のバランスの検証結果まで載っていました。

専門用語がならんでいて一見難しそうな表ですが、以下のようなことが書いてあります。
①どれだけ傾くか(層間変形角):地震のとき各階がどれだけ横にずれるか。サツメんちは基準(1/200)に対して1/268〜1/320。基準よりも変形が小さい、つまり硬めに仕上がっています。
②重心がずれていないか(偏心率):建物の「重さの中心」と「強さの中心」がずれていると、地震のときにねじれるように揺れます。コマの軸がずれていると回転がブレるのと同じイメージです。基準0.150以下に対して、サツメんちは0.017〜0.042。ほぼズレなしです。
③上下階の硬さが揃っているか(剛性率):1階だけ極端に柔らかい建物は、地震のとき1階に変形が集中して危険です。上下階の硬さのバランスを表すのが剛性率で、基準0.600以上に対してサツメんちは0.880〜1.120。判定はすべて○でした。

難しい用語を覚える必要はありません。
ポイントは、許容応力度計算では強い・弱いだけでなく「揺れ方のクセ」まで数値でチェックされているということです。
でも、この評価表は「自己評価」
さて、ここで隠さずに書いておきたいことがあります。
上の構造安全性能評価表をよく見ると、一番下の欄に「性能表示(自己評価)」と明記されています。耐震等級3も、耐風等級2も、NCNの自己評価ということです。
「性能表示」とは、品確法の日本住宅性能表示基準にもとづく等級の表し方であり、その基準に照らして表示された等級が正しいかどうかを第三者に評価してもらう手続きが性能評価書記載、ということです。
記事の冒頭の、SE構法に関わる関係者の整理を思い出してください。NCNは建物の評価や認定を行う第三者ではなく、計算を行った当事者、売り手である住宅会社側チームの一員です。だからこの評価表は、第三者機関の認定ではありません。「自己評価」の3文字は、それをNCN自身が正直に申告しているものです。
前回の記事の言葉で言えば、この報告書は第2の関門(計算の中身)の実体そのものです。中身は全部材を検証する本物の許容応力度計算。でも、第1の関門(第三者のお墨付き)は別の書類が担います。

だからサツメんちは、住宅性能評価書と長期優良住宅認定という第三者の認定を別途取得しました。「本物の計算」と「第三者のお墨付き」は役割が違う書類で、両方揃えるのが正解。
前回の記事の2つの関門のうち、「本物の計算」の中身を深堀りしたのが今回の記事です。
構造計算を成立させるもう一つのピース|部材一つ一つの強さ
ところで、こんな疑問が浮かびませんか。
「計算が詳しいのはわかったけど、計算自体はどんな木造住宅でもできるんじゃないの?」
実は、できません。計算が成立するには、構造側の条件も必要なんです。SE構法の技術的な特徴は、この「計算が成立する条件」まで規定している部分にあるともいえます。
条件1:がっちり組んだ骨組み。柱と梁の接合部を強固に固定して、骨組み全体で力を受け止めます。ビルの鉄骨造で使われてきた「ラーメン構造」の考え方を木造に持ち込んだものです。ちなみにサツメんちの報告書には、構造形式として「集成材木造半剛節フレームと面材耐力壁の併用構造」と書かれていました。難しい名前ですが、要は強い骨組みと、面で支える壁が協力して家を支えている、ということです。骨組みだけに頼らず壁も働かせる。この組み合わせまで含めて、まるごと計算されています。
条件2:構造用集成材。天然の木は1本1本性質がバラバラで、「この柱は何トンまで耐えられる」などと言い切れません。SE構法では、強度のばらつきを抑えた構造用集成材を使うことで、部材の強度が工業製品として明確になります。
条件3:SE金物。木造建物の弱点は柱や梁の接合部です。その接合部を、専用の金物でしっかり接合します。接合部の強度が明確になることで、骨組み全体の計算が成り立ちます。

つまり順番はこうです。強度が数値ではっきりした部材と接合部を使う→だから家全体にかかる力を計算で検証できる→だから全棟で許容応力度計算ができる。

SE構法では許容応力度計算による構造計算のために必要な要素を、仕組みとしてルール化しているんですね。だからSE構法のルールに則って作られた家は全棟で許容応力度計算ができる、というわけです。
全棟対応するための仕組み|分業体制
技術の話の次は、体制の話にも触れておきます。仮に計算が可能な構造を実現できても、一棟一棟の計算を誰がやるのか、という問題が残ります。
多くの木造住宅では、簡易な壁量計算を設計者自身が行いますが、その内容を外部の専門家がチェックする機会はほぼありません。対してSE構法では、構造計算がNCNという構造専門の会社に集約されています。
住宅会社(SE構法登録施工店)は意匠設計と施工に専念し、構造計算はNCNの専門部隊が全棟担う。この分業が「全棟」を可能にしている仕組みです。

この分業体制、実は前回の記事に登場した安全証明書にそのまま写っています。
サツメんちの安全証明書は、委託者が工務店、証明した建築士がNCN側の建築士事務所という記載になっていました。(工務店名はマスキングしていますが)
書類の宛名関係そのものが、「住宅会社が構造計算を専門家のNCNに委託している」という体制の証拠なんです。

もうひとつ、構法そのものへの外部評価にも触れておきます。SE構法は、建築技術の評価機関である一般財団法人日本建築センター(BCJ)の構造評定を取得しています。サツメんちの報告書にも「SE構法は、一般財団法人 日本建築センターの構造評定(BCJ評定-LW0020)を取得した構法です」と記載がありました。
これは個々の家への認定ではなく、構法というシステムに対する技術評価ですが、「NCNが自分でそう言っている」だけではなく、外部の技術審査を構法レベルで通過していることは押さえておきたい事実です。
まとめると、SE構法の構造計算が信頼できる理由は「NCNが第三者だから」ではありません。
- 構造専門会社への分業体制
- 上場企業が社名を掲げて全棟実施していること
- 仕組みが特許や構法評定という形で外部から評価されていること
この3つの事実が根拠です。そして「第三者のお墨付き」は、性能評価書や長期優良住宅認定で別途取る。

この整理ができていれば、住宅会社の営業トークに惑わされることはありません。
うれしい副産物|間取りの自由度が大きい
ここまで耐震の話ばかりでしたが、SE構法にはうれしい副産物があります。それは間取りの自由度です。
一般的に耐震性を高めようとすると、壁や柱を増やして構造を頑丈にすることになり、間取りの設計に制限がかかってしまうことが多いです。一方SE構法は骨組み全体で力を受け止める構造で、壁や柱への依存が小さいため、開放的な大空間や大きな開口部を作りやすいのです。
サツメんちの1階は、LDKが30.43㎡、そこに壁も戸もなしで続くタタミスペースが6.21㎡。合わせて36.64㎡、畳に直すとおよそ23畳になります。そしてこの範囲に、柱が1本もありません。キッチンで料理をしながら、キッチン正面のダイニング、その奥のタタミスペースからリビングのソファー、造作カウンター(スタディスペース)まで一望できます。

サツメんちではサツメがメイン調理担当なので、キッチンからLDKの全体が見渡せることはサツメの最重要リクエストでした。

さらにリビング階段の上は吹き抜けです。縦長の窓を4枚並べた大開口から光が落ちてきます。

「耐震性を上げると間取りが窮屈になる」というのが一般的なトレードオフですが、SE構法では強さと開放感を両立できます。もちろんこの吹き抜けも柱のないLDKも、さきほどの5つのチェックを通った上で成立しています。


吹き抜け階段と大窓のおかげでリビングの開放感と明るさは抜群です。
SE構法のデメリット
ここまで読むと良いことずくめに見えますが、サツメが考えるデメリットも正直に書いておきます。
- コストは高くなる傾向がある…構造用集成材・専用金物・全棟の構造計算というコストが乗るため、一般的な木造の標準的な仕様と比べると建物価格は高くなりがちです(あくまで傾向の話で、仕様次第で差は変わります)。

サツメんちの実際の建築費用は別記事で全公開しているので、予算感の参考にしてください。
- 建てられる会社が限られる…SE構法はNCNの登録施工店でしか建てられません。デザインの好みや相性がぴったりの住宅会社が見つかっても、その会社が登録施工店でなければSE構法は選べない、ということです。

NCNのホームページで、都道府県ごとの登録施工店を探すことはできます。
そして大前提として、「許容応力度計算の耐震等級3」はSE構法の専売特許ではありません。在来工法でも、許容応力度計算を全棟実施している誠実な住宅会社は存在します。前回の記事で書いた確認方法は、まさにそういう会社を見つけるためのものです。
SE構法だと「構法の仕組みとして必然的に全棟が許容応力度計算の耐震等級3になる」と理解していただくのがフェアだと思います。
SE構法の「プレミアムパートナー」
最後に、SE構法で建てる場合の住宅会社選びの話です。
SE構法の登録施工店は全国632社あります。その中に「重量木骨プレミアムパートナー」という選抜制度があり、NCNの審査を経た64社だけが認定されています。公式サイトでは完成保証や第三者機関による現場検査といった付帯制度も紹介されています。
この社数は、NCNが2026年5月13日に公表した「第21回重量木骨プレミアムパートナー総会」開催のプレスリリースに記載されているものです。総会は毎年開かれ、そのたびに社数が更新されます。この記事の数字も時間が経てば古くなるので、最新の状況はリンク先か公式サイトでご確認ください。

NCNからプレミアムパートナーに認定された工務店が建てた家には、「重量木骨の家」を示すプレートが授与されます。サツメんちにもありますよ。

サツメの住宅会社選びの体験談として言えるのは、SE構法は仕組みとして優れていても、実際に家を作るのはNCNではなくて住宅会社だということです。
サツメが契約した工務店は、初回打ち合わせの時点でこちらが聞く前から標準仕様の詳細資料を用意してくれて、外構については「自分で探した方が安いですよ」と正直に教えてくれて、引渡しのUSBには説明もなく構造計算の一式が入っていました。

構法のスペックには表れない、この種の誠実さこそが、いい住宅会社かどうかを左右する要素ではないかと思います。
まとめ|確認質問と、サツメが契約した工務店の話
最後に整理します。
- SE構法は、「全棟が必然的に許容応力度計算の耐震等級3になる」木造建築構法
- それが可能な理由は、①計算が成立する構造(強い骨組み・構造集成材・SE金物)と、②構造専門会社NCNへの分業体制
- ただしNCNは第三者ではなく、売り手の住宅会社側のチームメンバー。だから第三者認定(性能評価書・長期優良住宅認定)は別途取得するのが正解
- コストが高くなる傾向がある、対応可能な施工店が限られるといったデメリットも
- 「許容応力度計算の等級3」はSE構法だけのものではない
シリーズ3記事を通して、耐震の優先順位(第1回)、見抜き方(第2回)、そして解答例のひとつとしてのSE構法(今回)をお伝えしてきました。みなさんの住宅会社選びの、判断材料になればうれしいです。
サツメが実際に建てた工務店(SE構法登録施工店・埼玉県、東京都内に施工)を知りたい方には個別にお教えしますので、お気軽にお問い合わせください。

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出典一覧
- 株式会社エヌ・シー・エヌ「家づくり構造計算ナビ」(2026年8月確認)
- 株式会社エヌ・シー・エヌ コラム「ラーメン構造とは?木造住宅で実現する強さや自由度を解説」(2026年8月確認)
- 株式会社エヌ・シー・エヌ「『家づくり構造計算ナビ』が特許取得」(特許第7412724号/2026年8月確認)
- 株式会社エヌ・シー・エヌ「第21回重量木骨プレミアムパートナー総会」開催(2026年5月13日/2026年8月確認)
- 一般財団法人日本建築センター「BCJ評定」(2026年8月確認)
- 株式会社エヌ・シー・エヌ「SE構法登録施工店をさがす(工務店検索)」(2026年8月確認)
- 重量木骨の家(株式会社エヌ・シー・エヌ/2026年8月確認)
- サツメんちのNCN「家づくり構造計算ナビ報告書」「安全証明書」・基本図面(一次資料・実物)




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